L-BUS エルバス

再加熱カート対応リン酸リチウムイオンバックアップBMS搭載電池

再加熱カート対応リン酸リチウムイオンバックアップ用BMS搭載電池 エルバス L-BUS

【台風15号】
県内なお61万軒停電気温上昇も
エアコン使えず
南部は本日復旧めど立たず

9日の県内は台風通過後に気温が急上昇し、最高気温35度以上の猛暑日になった地点も⽣じる厳しい暑さになった。住⺠らへの取材では、冷蔵庫、エアコンが使えない事態も続き、⽣活に深刻な影響が出ている。一部の信号機も消えた。 君津市内では送電線の鉄塔が傾いているのも⾒つかった。暴風で⽣じた複数の原因があるとみられる。県南部は9日中の停電解消のめどが⽴っていないという。

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連なるようにして反対側の⺠家に倒れ込む電柱

連なるようにして反対側の⺠家に倒れ込む電柱
=9日午前11時半ごろ、館山市船形

9日の県内は台風通過後に気温が急上昇し、最高気温35度以上の猛暑日になった地点も⽣じる厳しい暑さになった。住⺠らへの取材では、冷蔵庫、エアコンが使えない事態も続き、⽣活に深刻な影響が出ている。一部の信号機も消えた。 君津市内では送電線の鉄塔が傾いているのも⾒つかった。暴風で⽣じた複数の原因があるとみられる。県南部は9日中の停電解消のめどが⽴っていないという。

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停電後4時間が勝負 停電の90%は4時間以内

東京電⼒ホームページより

停電の90%は約4時間で復旧します。
その4時間を如何に凌ぐかが勝負です。
もし、⾷事・冷暖房等の電源が途絶えた場合、命の危険に晒される可能性もあります。
命を預かる施設にとって、電源確保は十分条件ではなく必要条件です。

2020年、東京都の
8⽉の停電件数は18万5千件

地球温暖化の影響により、台風は大型化・凶暴化が顕著となっています。
その影響により、都内での停電件数も年々増加し、2020年8月データでは実に18万件以上の停電が発生しています。
また、最近の施設・住宅はほぼすべてが電気に依存した設計となっており、停電が発⽣した場合、通常⽣活を送ることは不可能となります。
もし、そのような事態に陥った場合、最も大きな影響を受けるのは、⾼齢者や要介護者の社会的弱者の方々です。
そのため、昨今では、様々な危機を想定し最悪の事態を避けるためのシステム作りが多くの企業で模索されています。
そして、その中で最も大きなテーマとなるのが「電源の確保」です。

電源確保には二つの方法

電源確保のための方法は大きく分けて「発電機」と「バッテリー」の二つがあります。

バッテリー 発電機
安全性
(リン酸リチウムイオンバッテリー)
×
(軽油・ガソリン等)
操作性
基本的にスイッチ切替えか⾃動切換え
×
発電機操作を担当する専任者が必要
非常時継続性
バッテリー容量による

燃料の確保による
価格
大容量は⾼価

大容量は高価

よく比較されるバッテリーと発電機ですが、一般的に発電機は設置するための消防署への届け出や、扱う担当者の問題、
また毎年義務付けられる定期点検等、電源確保のためのハードルが高いのが現状です。
それに比べて当社バッテリーシステムはBMS(バッテリー管理システム)で遠隔管理されるため、
設置のハードルは発電機よりもはるかに低いと考えられます。

継続的電源確保には太陽光システムとの併用が有効

一時的なバックアップ電源を活用した場合の電源確保時間は、真夏冬で5時間、春秋で10時間程度です。(再加熱カート未使用の場合)
ここに、太陽光発電システムを組み合わせた場合、さらに⻑時間の電源確保が期待できます。
また、非常時以外でも、バックアップ電源と太陽光システムの組み合わせは※ピークカットや電気代そのもの削減、
また再⽣エネルギー利用と⾔った経済⾯や環境⾯での貢献が期待できます。

※太陽光発電と蓄電池との組み合わせは、電気料⾦を大きく左右する「ピーク電⼒」のカットに極めて有効です。
日中は太陽光発電の利用で買電⼒を減らし、夜間は蓄電池の利用と⾔った経済的にも大きなメリットが期待できます。
当社では、太陽光発電システムとの併用も承っております。

再加熱カート対応

今回の当社製品はホシザキ製再加熱カートの停電時バックアップ電源として開発されました。
そのためには、バックアップ電源から電気を供給する際には、8.7Kw以上のインバータ(直流から交流への変換装置)が必要となります。
実は、このインバータの汎用的な製品は、日本にはほとんど存在しないため今回の製品開発となりました。
日本に多く存在する一般的なバッテリーは、ほとんどが5Kw以下対応インバータ(特殊大型除く)となっています。

BCP対策

災害が起こり、停電が発⽣すること自体、まったく珍しいことではありません。
そのため、「もしも」のときに何が必要なのかを予測する必要があります。
BCP(事業継続計画)とは、非常時に⾏うべき方策をあらかじめ計画することで、その前提条件になるのが、電源確保となります。

バッテリー 電源対応 発電機
大型業務用冷蔵庫 400〜700W 500L〜1000L
家庭用冷蔵庫 100〜200w 300L〜500L
エアコン 400〜3,200w 4畳半〜30畳
液晶テレビ 40〜600w 待機電⼒〜オンスイッチ
LED電灯 30w
蛍光灯 85w
ノートパソコン 90w
携帯充電 10w
※ホシザキ製再加熱カート 8700w 大型エアコンとの
併用は不可の可能性

一般的に停電時に必須となる家電機器は、施設で使用するケースを想定した場合、平均的に5〜7kwhだと考えられます。
必須となる電気機器の優先順位を決め、非常時の対応方法を考える必要があります。
また、電源確保手段・連絡手段・人的最適化等、BCPの策定する項目は多義に渡ります。

バックアップ電源仕様

商品名L-BUS 再加熱カート対応リン酸リチウムイオンバックアップ用BMS搭載電池※1
リチウムイオン バッテリー仕様 DC48V560Ah BMS システム内蔵
バッテリー容量 26.88Kwh
インバータ容量 最大10.5Kw
筐体サイズmm (W)600×(D)700×(H)1507
出力電流 32A(50Hz)
稼働可能時間
昼間想定平均使用時間は
エアコン・冷蔵庫・テレビ・電灯等
昼間5.3Kwhの前提
夜間想定平均使用時間は
夜間0.7Kwhの前提
限界使用時間2.5時間
昼間想定平均使用時間5時間
夜間想定平均使用時間38時間
ホシザキ製再加熱カート (※2)2台分の加熱1.5時間可能(8.7kw×1.5h×2台=26.1Kwh)(50Hz)

※1 :BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは、装置の状態を遠隔監視するためのIOT管理システム(インターネット監視)

※2 :最大値での計算。実際には、他の電気機器稼働が必要なため1台での使用を推奨

リチウムイオンバッテリーの種類

一般的に現在開発されているバックアップ電源のほんとんどがこの「コバルト酸」を利用しています。
しかしながら、極めて高価であるため、「リン酸」を使用したバッテリーが注目されています。

特性/バッテリー種類-BUS コバルト酸バッテリー リン酸バッテリー
価格 高い コバルト酸の半分以下
エネルギー密度(サイズ) 高い(リン酸よりコンパクト) 低い(コバルト酸より大きい)
環境 廃棄方法が未決定 リン酸自体は自然界に存在し安全

販売予定価格

L-BUS(再加熱カート対応リン酸リチウムイオンバックアップ用BMS搭載電池)

48V560Ah

320万円〜380万円※

※ 2021年12月時点での販売予定価格です。正式な販売価格は2022年2月頃に決定予定。
※ 2022年中島製作所製「meal SHUTTLE」用バックアップシステム開発予定(価格未定)